以下、Quoraについてのプレゼンより。
- 今日のプレゼン内容は情報の質について。
- まず、最初にいえること。Web is a Mess。今のグーグルサーチが返す情報は、本当にぐちゃぐちゃしている。グーグルサーチをするときのマインドセットと、ウィキペディアで編集された情報を行き来するときの集中力・心地よさを比較すればよくわかる。
- ウェブでサーチすることは、別にアリだし、5分ほど検索すればそれなりの答えにたどり着ける。しかし、同じトピックについては、世界中でいろんな人が検索しているはずだ。全部あわせたら、かなりの人が、同じプロセスについて時間を浪費している。
- ウェブが汚い理由は、現状のサーチがリンクをベースに作られていて、基本的にSEOを考えるなら、物量作戦でとにかく情報をウェブにあげて、自分のコンテンツにリンクさせることが勝ちパターンになっているからだ。
- 今の世界では、QuantityはQualityに勝っている。
- また、分散された形での情報共有という形態を今日のウェブでは達成するのは、極端に難しい。ほとんどのブログには、対話が存在していないので、読者とのつながりが薄い。
- かなり前のことだが、インターネット黎明期には、いろんな学者がウェブサイトを作って、自分の論文へのリンクや、いろんな知識へのコンテキストを作っていた。けれど、こういうことをやるのはコンテンツを持っていて、かつ、ウェブサイトを作るという手間を惜しまない、ごく一部の人だ。
- 我々がfacebookでやったことは、個人のプロフィールページを作るコストを相当低くしたことだ。いろんな人が情報を生産・消費するコストを劇的に減らすことができた。
- Quoraでやりたいことは、これをより大きな知識と、その効率性に向けて改良すること。
- ユーザーが作るコンテンツ、というのは基本的にクオリティが高い。
- 対照的に、Yahoo知恵袋的な情報の質は悪い。単にネット上にいるだけ、という人たちは概して賢くはない。
- 知恵袋的なサービスは、質問行為に対してポイントを付与したりしているので、いらない情報を作り出しやすい。
- バッジの付与とかは、情報の質を考えると本当に最悪の方法の一つ。
- Quoraでは、まず、同じジャンルと思われる質問は一つにまとめて、一番良いものを一番上に持ってくる構造になっている。一番上で表彰されるので、良い答えを書く理由付けがある。
- 質問項目は本当に多様
- マンモスのクローンはいつ頃可能になるのか
- 9/11テロの際に建物の中にいた人はどんな経験をしたのか
- bit.lyはリビアのドメインだが、差し押さえられたらどうなるのか
- マイクロソフトはイノベーションを止めたのか
- といった質問に対して、その分野の第一人者、実際の経験者、社長、元社員等が実名で回答している。
- 最終目標は、誰かが「知っている」情報について、誰もが知ることができる世界にすることだ。